「言語聴覚士(ST)インタビュー② 転職をお考え中の言語聴覚士(ST)さんへ」と題して、当院で活躍中の言語聴覚士Mさんにインタビューを実施しました。
転職をお考え中の現役・言語聴覚士(ST)さん、来年に言語聴覚士になる予定の学生さん(新卒言語聴覚士)に読んでいただければと思います(^◇^)
Q1.入職して何年目ですか?
今年の春に入職して、7か月目になりました。
Q2.就職活動の際にどのような視点で病院を探していましたか?
急性期のある病院で、実家から通勤時間1時間以内の病院を探しました。
Q3.入職までの経緯や当院を知ったきっかけは?
インターネットで「ST 新卒 大阪」や「ST 新卒採用 大病院」「言語聴覚士 新卒募集 大阪」などで検索したら東大阪病院が出てきました。そして、母親に相談したら、母親が行ったことのある病院ということが分かり驚きました。
Q4.入職を決めた要因を3つお聞かせください。
新築移転する、急性期がある病院というのは魅力でした。何より母親が「東大阪病院のリハビリ療法士さんのリハビリは受けたことはないけど、看護師さんは優しかったよ。雰囲気が良かったよ。今は古い建物だけど新しくなるし、いいと思うよ。」と意見をくれたことは大きかったです。
Q5.入職前と入職後で感じたギャップをお聞かせください。
職場環境や教育についてはギャップを感じていませんが、言語聴覚士(ST)という仕事について感じています。
言語聴覚士(ST)の仕事を通して“やりがい”を感じるには時間がかかると思いました。理学療法士(PT)や作業療法士(OT)に比べてもリハビリ自体が地道で、1回のリハビリで効果を出すことは難しいと痛感しています。リハビリを通して患者さんが良くなるように頑張っていきたいと思います。
Q6.今のMさんの仕事内容は?
回復期リハビリテーション病棟で勤務し、主担当で患者さんを数名任せてもらっています。リハビリ科の先生や、先輩言語聴覚士(ST)さんにフォローをしてもらいながら日々勉強中です。今月から評価表が導入されました。先輩評価と自己評価の欄があり、各項目について評価の違いが一目で分かるようになりました。
Q7.これまでの仕事で一番印象に残っているエピソードをお聞かせください。
ある患者さんが、言語聴覚士(ST)以外に理学療法士(PT)も作業療法士(OT)もリハビリに入っているのに、何故か私の名前だけ覚えて下さいました。何故、私だけなんだろうと思いましたが、名前を呼んでいただけることが嬉しかったです。これからも患者さんに名前を覚えていただき、信頼関係を築けたらいいなと思います。
Q8.他の言語聴覚士(ST)、他職種とはどのようなコミュニケ―ションを図っていますか?
医師や理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、看護師、MSWなど職種や性別、先輩など関係なく、話しやすい方々に恵まれています。そのため、しっかり報連相もできています。
Q9.東大阪病院という病院、そして自分の未来についてどうお考えですか?
社会人、言語聴覚士(ST)としてスタートを切ったばかりなので正直将来のことは考えられていません(笑)
1年目が終わる頃には、何かしら見えていたらと思っています。
Q10.来年に言語聴覚士になる予定の学生さん(新卒言語聴覚士)たちへのメッセージは?
働く上で、学生時代に勉強したことがそのまま活かせるわけではないと思いますが、今勉強していることはきっと役に立ちます。実際の仕事を通じてのやりがいは感じにくいところもありますが、言語聴覚士(ST)という仕事は人が生きていく上で欠かすことのできない“食べる”“話す”ことに関わります。そういう意味で、とてもやりがいのある仕事だと思うので、就職活動、国家試験勉強と頑張って下さい。
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