骨折等の整形外科疾患や、肺炎や心不全等の内科疾患、透析が必要な患者さん、嚥下障害を有す患者さん、がん患者さんに対して入院初期より集中的なリハビリテーションを実施しています。短い入院期間の中で、起きたり座ったりできるようになり、生活を取り戻せるよう、全力を注いでいます。
急性期リハビリテーションへの思い
手術や投薬治療を並行し、集中的なリハビリテーションを実施しています。急性期では病状が重く、患者さんにとってはとても辛い時期ですが、ADL支援や疾患や障害による影響を最小限に抑え、患者さんの能力が最大限に引き出せるようなチーム医療を心掛けています。
特 徴
急性期リハビリテーションでの対象疾患や患者数
急性期リハビリテーションでの療法士配置状況やリハ実施状況について
5階は障がい者病棟、6・7階はDPC病棟、8階は緩和ケア病棟です。急性期リハビリテーションでは外来リハビリも担当しています。令和4年度入院・外来医療等における実態調査によると、40床あたりの療法士数は、全国平均4.2人となっていますが、当院急性期では 6.97人(全国平均の約1.7倍)の配置となっております。急性期病棟でも必要な方にしっかりとリハビリテーション提供を実施し、安心して自宅退院していただけるようにしています。
5階 | 6階 | 7階 |
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PT 5名 | PT 9.5名 | PT 6名 |
OT 2名 ※一部8階と兼務 |
OT 5名 ※一部外来と兼務 |
OT 2名 |
ST 2名 | ST 2名 |
全国 | 5階 | 6階 | 7階 |
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1日平均提供単位平均1.24単位 中央値1.07単位 |
平日 | ||
平均 2.05単位 | 2.47単位 | 2.27単位 | |
中央値 2.00単位 | 2.57単位 | 2.27単位 | |
土日 | |||
平均 1.77単位 | 2.17単位 | 1.74単位 | |
中央値 1.50単位 | 2.00単位 | 1.63単位 |
また、全国では土日祝日の訓練に追いては、土曜日 28.4%、日曜日 67.9 %、祝日 56.8%の施設において未実施となっていますが、当院では、必要性に応じて実施しており、早期から継続的に訓練提供を行っています。