作業療法必携のお守りOT評価ポケット手帳 についてです。
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の日々の仕事を行う際に、評価や治療に必要な情報は、療法士にとってはなくてはならないものです。最近、とても役に立つ書籍に出会いましたので、そのご紹介です。
作業療法必携のお守りOT評価ポケット手帳を知ったきっかけはスタッフ同士の会話でした
ある日、机に座って作業をしている時、言語聴覚士(ST)同士の会話が聞こえてきました。
「これいいですよねー」
「ホント、使いやすいですよね」
そんな会話でした。
会話のする方を見てみると、何かの書籍ついての話のようです。
「それは何ですか?」と聞いてみると、ポケットに入るサイズの評価等の必要な情報がまとまっている書籍との事。
掌に収まるようなサイズで、ポケットにもちゃんと収まるサイズでした。
そこで、会話されていたのは言語聴覚士(ST)用の書籍だったのですが、作業療法士(OT)や理学療法士(PT)用もあるとの事でさっそく調べてみました。
臨床での使いやすさを追求した書物『作業療法必携のお守りOT評価ポケット手帳』
OT用の書籍は、「OT評価ポケット手帳」という名前の書籍でした。
ちなみにPT用は「PT評価ポケット手帳」、ST用は「ST評価ポケット手帳」という名前です。
株式会社ヒューマン・プレスの書籍紹介ページには
学生・ベテランを問わず、作業療法必携のお守りが遂に完成!!という導入文章を経て
OT評価ポケット手帳の特徴 が記されています
・臨床現場においてスタンダードな作業療法評価,検査データ,医療機器設定,薬剤などをまとめた,ポケットに入る(持ち歩ける)ガイドブック
・若手OT・学生が評価および治療を標準的・効率的に,また安全に実施が可能
・単なる資料集ではなく,経験豊富な専門家の視点・コツを解説
・360ページのボリュームなのに、厚さが僅か12ミリで薄くて軽い
特徴の通り、サイズも制服のポケットに収まるほどの小ささです。
項目は意識レベル、身体機能、高次脳機能、ADL・環境調整、血液データ等、当院のような、様々な疾患を幅広く対応する療法士にはとてもほしい情報がしっかり網羅されていて感動ものです。
評価法等を知っていても、カットオフ値など細かな数値まではすぐに思い出せないこともあります。そんな時でも、OT評価ポケット手帳を携帯していれば、パッと取り出せ、サッと確認できるので、本当に助かります。
ベッドサイドから戻って、書籍を探して、確認すれば良いのですが、実際の治療場面ではその時間もなかなか取りにくい時があります。
少なからず、リハビリ実施中のリハビリ療法士であれば「今、書籍で確認したいことがあるけど、この場を離れるのは難しい」と思った瞬間があるのではないでしょうか?
そのような状況のリハビリ療法士の“あったらいいな”に見事にこたえてくれているのがPT評価ポケット手帳・OT評価ポケット手帳・ST評価ポケット手帳です。
治療をより良くする情報もコミュニケーションから
すでに使いやすさを感じて購入したSTさんがおられるようで(^◇^)
私も、すごく使いやすい!!と感じたので、さっそく若手の作業療法士(OT)にも紹介してみました。
そして、声をかけた作業療法士(OT)の中には「知ってますよ~」という作業療法士(OT)もいました。
昨年実習の前に噂になって、入手したそうです。
コミュニケーションは、リハビリ治療の質を向上させる為の情報を得るにも大切ですね。
良いものはどんどん活用して、より良い治療が出来るようにしていければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
リハビリ部 部長のブログ一覧は コチラ からどうぞ♪
<文責>
東大阪病院リハビリテーション部部長 作業療法士:椎木
企画部アベ
*無断転載禁止
関連記事