リーダーブログの作業療法士Kです。
早速ですが、7大学連携 個別化がん医療実践者養成プラン
がんリハビリテーションインテンシブコースをご存知でしょうか?
このコースは、多職種チームによるがん治療において、高齢がん患者をはじめ多様ながん患者にリハビリテーションを実施する際に必要な知識・技能を習得し、実際の臨床において、がん患者に対するリハビリテーションがそれぞれの職種の立場で実践でき、かつ現場スタッフに対して指導的な役割を担える人材を養成するためのものです。
このような人材を
がんプロフェッショナル (がん専門医療人材)とも呼びます。
7大学連携 個別化がん医療実践者養成プラン がんリハビリテーションインテンシブコース の対象者は、がんリハビリテーションに興味のある理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)です。
そして、この7大学とは、神戸大学 、大阪府立大学 、近畿大学 、大阪市立大学 、関西医科大学 、兵庫医科大学 、神戸市看護大学 になります。この中の神戸大学のがんプロフェショナル育成コースを習得した理学療法士が当院には1名在籍しています!!
彼は、とても優秀で、がんリハ算定患者のための評価表の作成や、呼吸器内科医が毎週行っている呼吸器内科カンファレンスにも参加しています。
(カンファレンスの様子 呼吸器内科医3名の中、やや緊張気味?!)
(当院独自のがんリハ評価表)
彼は、がんリハ評価票の記入例まで作成し、療法士全員のがんリハビリテーションの底上げにも貢献してくれています。
がんリハビリテーションインテンシブコースの修了はとても凄いことで、修業期間は1年、講義102時間、実習24時間(3日間)という要件です。
講義は、レポートの提出により、臨床腫瘍学およびがんのリハビリテーションの基礎知識の学習が十分であるかを評価する。また、がんリハビリテーションに関する研究計画書を作成し、提出する。
実習は、 施設見学成果についてのレポートを提出する。英文抄読会での発表など。
がんリハビリテーションの基礎知識の学習が十分かを評価され、医師や多職種と濃いデスカッションも行うそうです。
さらに、毎年10名のみの受け入れで、現在50名しか修了者はいません。とても貴重な人材です。
この狭き門のコースを修了した、がんプロフェッショナル (がん専門医療人材)理学療法士に相談することで、安全にがんリハビリテーションをすすめられています。
また、呼吸器腫瘍内科の医師からの信頼も絶大で、さらにがんの治療を頑張る患者さんとの信頼関係もしっかりと構築されています。
自分の身内が、がんでリハビリが必要な場合は、彼に担当していただきたいと思わせてくれる知識と人柄を兼ね備えています。
実は、東大阪病院のリハビリスタッフには彼のようなスタッフが数多く在籍しています。
このブログを読んで当リハビリテーション部に興味を抱かれた方は、
是非とも一緒に働きませんか?とても勉強になりますよ。
まずは気軽に見学にお越し下さい。
ちなみ、2023年度には今の病院のすぐ近くに新病院が完成します。
いつも読んでいただきありがとうございます。
文責:作業療法士K
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