皆さんこんにちは。回復期リハビリテーション課 課長の福田です。
今回は、実習期間が短くなった学生にも安心な当院独自の新人研修について紹介致します。
先月 4月17日掲載のブログ より具体的に書かせていただきます。
2020年度、COVID-19の影響で多くの学校で最終学年に経験する臨床実習2回が1回、もしくは0回となりました。
昨年度の病院見学会や面接時に学生から「1回しか実習に行けていないですが大丈夫ですか」、「実習が少なくなったことが不安です」などの声を多くいただきました。
そこで当院では従来行っていた新人研修を実習期間が短くなったことを前提としたプログラムへ変更しました。
具体的には主担当を受け持つまで臨床実習1回に相当する期間遅らせています。
当院では副担当といい、新入職員は先輩が担当している患者さんを一緒に担当し、臨床推論を聞くことから始め、一緒に考え、一人で立案できるように取り組んでいます。
従来副担当を2名受け持った後に、主担当へ移行していましたが、副担当の経験人数を3名としました。それにより主担当に移行する時期が1~2ヶ月ほど後になります。
このブログを書いている5月上旬に新人さんから実際に働いてみた感想をいただきました。
・実習期間が少なくなったことを前提としてくれているため安心できます。
・先輩から考え方、治療の目的などを教えてくれて助かっています。
・見学時に説明してくれた内容が分からなかった時に分からないと気軽に言える雰囲気があります。
・分からないことを伝えたら、その後かなりかみくだいて説明して下さいました。勉強になりました。
などが挙がりました。
今年度の回復期リハビリテーション病棟の新人です。
回復期リハビリテーション病棟には理学療法士1名、作業療法士1名が配属となりました。言語聴覚士の新人は回復期リハビリテーション病棟と一般病棟を兼務しています。
みんな、元気に働いてくれています♪
ちなみに、副担当を増やす時や主担当に移行する時期は、チームリーダーと新人で話し合い、最適な時期を考え、進めていくようにしています。
その理由は、新人には納得して次の段階に進んでもらいたいと考えているからです。
新人ごとに受け持ち人数が異なっても良いと伝え、個別に丁寧な対応を心掛けています。
現状、今年度も学生さんは、どの程度臨床実習が実施されるのか分かりません。
だからこそ、当院では新人一人ひとりに合わせた教育プログラムをたて、安心して社会人デビュー、リハビリ療法士デビューをしてもらえるように考えています。
コロナ禍で色々なことが手探りだった昨年とは違い、今年は新しい教育のカタチをしっかりと構築することができています。今年度の経験で来年度はさらに質の高い『新人 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 教育プログラム』を用意できると思います。
期待して下さい(^◇^)
2022年度、新卒者の募集を始めました。
1回目の入職試験は9月中旬ごろを予定しています。
受験後の合否は必ず1週間以内にお伝えしています。
また、試験までに複数回の見学会を行っています。
見学会ではぜひインターンシップをご希望下さい。
実際に働いているスタッフのリハビリを見学し、その後に見学についたスタッフに何でも質問しても良い時間を設けています。
「こんなことを見学会で聞いても良いのか」
「説明する人はこう言っているけど、働いているスタッフはどう思っているのか」など気にせず質問して下さい。
スタッフには自分の思っていることを正直に答えて下さいと伝えています。
2023年度完成予定の新病院 完成予定図
ブログなどを見て当院に興味を持たれた方は気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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