東大阪病院リハビリテーション部 部長の椎木です。
緊急事態宣言、関西では解除となり、少し前進したように見えます。
ただ、病院内で働くものとしては、まだ油断ができない感覚を持っています。というのも、医療従事者向けのワクチン接種への対応など、現場では日々まだまだ緊張感があります。ここで、気が緩まないように日々の感染症対策に努めていきたいと思います。
さて、今日は
ZOOM勉強会 についてです。
と言っても、外部に向けたZOOM勉強会ではなく、院内のPOS(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)を対象にしたZOOM院内勉強会です。
先日、初の試みとして実施しました!
今年一年見合わせていた共育プログラムについて、来年度は、参加人数を調整して、症例発表会や必須推奨プログラムなど開催する方針を整えました。しかし、2月は緊急事態宣言も出ており、まだまだ院内では勉強会を開催するには難しい状況でした。
そんな中、
どうにか、安心して勉強会ができないかな…
いい情報は早く臨床で活用できるように伝えたい
自分の学びの為にもやってみたい
(人に教えるのは一番効果的ですから!)
でも、自分がZOOM勉強会ってとてもフォローできないかも…等々の思いがありましたが、本年度作業療法士大阪府士会が協会員であれば、無料でZOOMを使える制度を創ってくださったり、ZOOMを利用して学生さん向けに授業をさせていただいたりして、やってみたら出来るかも。と思うようになり、ついに自ら開催しました!!
2月末の土曜日の夜、1時間。
テーマは
「トイレ動作について」
参加を希望する療法士には、自宅などから各自アクセスしてもらうこととして、ZOOMアドレス&資料は事前にLINEで配布し、それぞれ好きなように準備してもらいました。
不安な参加希望者のために、1時間前からZOOMはアクセスできるようにしてましたが、ほとんどの参加者がトラブルなく、ほぼほぼ説明やフォローなしで参加してもらえました。
どちらかというと主催の私が、開始時間直前にネットが不安定になりZOOMから落ちて焦るという始末で…
それでも、何とか時間通りに開催でき、8名もの療法士が参加してくれて、パワポの画面を共有しながら、音声でのやり取りとかチャットなども使いつつ、ZOOM勉強会を行うことができました。
参加理由は様々でしたが、明日から とても使えそう ・ 使えそう との感想をいただき、勉強会としての役割は果たせたかなと思いました。
来年度以降、入職される方は意外と私たちよりもこういうツールを使いこなしていると思うのです。2020年度はコロナの影響もあって、オンラインでの勉強会がとても増えました。仕事の中の生涯学習のありかたもこれから様変わりしそうです。
当院の特徴として、働き盛り伸び盛りの中堅療法士は、家庭があったり、育児にかかわっていたりして、勉強したくても仕事場に残ってまで勉強できない人も多いです。
仕事のために、家庭を犠牲に・・・となって欲しくないので、そういう意味でもZOOM勉強会はお互いにWINWINかもしれないと思います。家族に、自宅で勉強することのOKはとっておかなくちゃいけないけれど、音声OFFしておけば、子供が騒いでいてもOKですし、ご飯を食べながらでも全然受講してもらっていいと思うんです。
私も、その日は残業も少なめに早く帰って、家族の晩御飯を準備して済ませて…翌日のお弁当作りは簡略化させてもらいましたが、じゅうぶん家の用事もしながら講義を行うことができました。
参加してくれた療法士から、またやって欲しいですという声を複数いただいたので、今後も不定期ではありますが、開催していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
*文責:作業療法士 椎木
*無断転載禁止
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