作業療法士Sです
緊急事態宣言も解除され、少しずつ生活がまた動きだそうとしていますね。
一方、病院ではまだ面会制限をしたり、折々の消毒などの対策は継続中です。院内感染を防ぐべく、工夫しながらの仕事が続いています。
さて、今日は自粛生活からリハビリ療法士の仕事に活かせることについてお話したいと思います。
密な環境を避けるということで、いろんな研修会は中止となり、生活の中でもショッピングモールやいろんなお店に行ったり、人と会うことに制限のある生活をしています。職場でも、体調チェックに都度都度の消毒等々、ルールがいっぱいです。
そんな生活も2週間程経った頃、オンラインで職場以外の人とお話する機会があり、それがとっても楽しみで楽しみで仕方ない自分に気が付きました
そんなにストレスを感じていた自覚はなかったのですが、普段なかった制約や環境は、やはり人にとってはストレスなんですね。普段やっていた活動ができなかったり、制限されるということは、作業はく奪、作業を奪われる体験です。
この環境の変化、何かに似ているのですが、何かわかりますか?
これは、患者さんの入院生活に似ています。
病期やケガで急に体が動かしにくくなったり、環境の違うところでの生活。
先が見えないことへの不安等々。
人によるかもしれませんが、そういう時って、話す ってことがとっても気持ちを楽にしてくれると・・・・・
そんな体験をしました
リハビリ場面でも、直接治療に関係のないような話をすることはあります。
そばで聞いている人には、雑談をしてるようにしか見えないかもしれませんが、それは、そんなストレスから患者さんを開放する手段になりえます。
雑談も意図的に使えると、グンと治療の効果も上がりそうではありませんか?
リハビリの仕事というのは、体だけでなくて心のケアも含んでいるんです!
興味をもって下さるとうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
*無断転載禁止
文責:作業療法士S
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