みなさん、こんにちは。
管理職ブログチームの作業療法士Yです。
先週、放射線技師さんとの協業で、従来のCT画像を加工して筋の状態を把握しやすく出来る画像をつくっていただけるようになりました。
「各職種の技術をうまく組み合わせたらこんなにも患者さんにとってメリットのあることができる」を体感できる出来事でした。
さて今回のテーマは、「療法士教育の方法 ~SVをやってみて(先輩の視点から)~」です。
少し前に、後輩の視点で書いています【療法士教育の方法 ~SVをやってみて(後輩の視点から)~】が、今回は先輩の視点から書いてみます。
SVとは、
Super Visionの略で、対人援助職者(指導を受ける方)が指導者から助言やアドバイスを受ける事や過程をいいます。
当院では、療法士が訓練を行っているときに同時に先輩療法士が訓練に入り、その場で訓練を行ってみせたり、後輩療法士に指導を行うことを『SV』と呼んでいます。
理学療法部門・作業療法部門では数年前からこのSVを導入していて、
言語聴覚士部門では、マンパワーの面からなかなか実施できていなかったことは、先日お話しさせてもらっていました。
先輩の立場からみたSVのメリットは、
「患者の症状や反応を、直接一緒に確認ができる」
「後輩療法士が困っていることにダイレクトにアドバイス可能」
「後輩療法士が気付いていない課題に、アドバイス可能」 等
これらを通して、言葉では伝えにくい「経験」を提供でき、結果、『最大限に患者さんと後輩療法士の可能性を引き出せる』のです。
先日行った言語聴覚士のミーティングでも、可能であれば先輩言語聴覚士の意見を聞いてみたいという声があり、SV希望がある場合は、調整してみようということになりました。
患者さんのリハビリ訓練は、検査などの治療上のスケジュールと、他のリハビリ療法の時間とが重ならないようにお互いのスケジュール調整をする必要があって、簡単でない部分があります。
もっとタイムリーにSV依頼ができたらなぁという意見もあって、よい方法がないか模索中。
試行錯誤しつつ、よい治療ができる環境を整えていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
*文責:作業療法士Y
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