みなさんこんにちは
リーダーブログチーム、作業療法士のI です!
今回は回リハ病棟で開催している
デザートビュッフェについて
お話しさせていただきます。
「嚥下障害のある方も食べる事を楽しんでほしい」というテーマから始まった取り組みで、回リハ病棟の医師・看護師・介護士・栄養士・セラピストで協力して実施しています。
年4回開催しており、
3月は ひな祭り
7月は 七 夕
9月は お月見
12月は クリスマス をテーマにしています。
メニューも常食と嚥下食の2パターン用意しています。
開始当初より実施方法やメニューの決定など全職種で何回も会議を重ね、試行錯語を繰り返して現在の方法に至ります。
デザートビュッフェは当日のみではなく、準備から患者さんに参加していただきます。
①病棟の飾りつけ
②ポスター作成
③当日使用する名札の作成
④壁クイズ
これらを作業療法の時間や病棟にて作成したり、言語療法や理学療法の時間に壁クイズを解くなど、患者さんとセラピスト共にビュッフェに対する気持ちを盛り上げていきます。
また、2階と3階で同時開催していますが(当院は回リハ病棟が2階と3階に分かれています)、目的と実施方法は一部違うところがあります。
3階は患者さんお1人につきセラピストが1人つきます。
会場への歩行・手洗い・デザートの選択から運搬まで、通常の訓練でセラピストから指示されて行っている模擬的な動作を患者さんが自発的に動いて頂くよう工夫しています。
2階の患者さんは毎日お配りしているスケジュールを見て、ご自分で何時に行くかスケジューリングしてお好きな時間に参加して頂く。または仲の良い患者さん同士で約束して参加して頂くなどご自分でビュッフェを活用して頂けるように設定させていただいています。
デザートビュッフェは色々な要素が入ったイベントであり、その要素を各セラピストが患者さんの状態や目標に合わせて活用しています。
当日の様子としては、普段の訓練や病棟生活では見られないような笑顔や表情をして下さり、アンケートでも好評価をいただいています。また、デザートビュッフェを通して今までは話してくれなかったことを話して下さるなど患者さんの新たな一面を見ることができる場でもあります。
終了のお楽しみとして、余ったデザートは職員でいただいています。
患者さんがどのようなものを食べているか勉強になりますし、とてもおいしいのでスタッフも楽しみにしています。また、翌日の訓練の際の話のネタにもなります。
準備は大変な面もありますが、患者さんが楽しんで下さっている様子をみるととてもやりがいを感じます。個人的にはデザートビュッフェが大好きです。
次回は9月開催でテーマは お月見 です。
次回も患者さんに楽しんで頂けるデザートビュッフェ になるよう準備していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
文責:作業療法士I
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