私の班では今年1月から、動作観察や分析の勉強会を始めることにしました。
班員は全員が有志で参加しております。
はじめてから約8か月経ちました。
この8か月で、私自身も含め、班員に変化があったので報告させてもらいます。
そもそも班員のみで実施しようと考えたのは、
➀当院の症例検討会は参加人数が多いため、その場で発言や質問がしづらい。
②理学療法士として、動作観察・分析が重要。
という考えがあったため、少人数で集まり、じっくりと議論したいと考えたからです。
※当院のリハビリ部門の目標として「1回の治療で変化をだす」とあり、そのためにも①②が重要と考えています。
【実施方法】
患者さんの問題と考えている動作を動画でとり、班員全員で話し合う
【実施してみての感想】
普段の業務の時も代診などで介入した際には感じたことなどを伝えたりはしているのですが、動画があることで何回も一緒に見直すことが可能で、詳細なことまで話あえる印象です。
そして、人数が少ないためか、思っている事・考えている事をディスカッションしやすく、大変有意義な時間を過ごせていると感じています。
また、各患者の担当者も自分が臨床現場で悩んでいることを時間をかけて話してくれ、班員全員で患者さんについて考えることができ、より効果的なリハビリを実施できるきっかけになっていると思います。
【実施後の変化】
動作観察・分析の集まりを開始し、数か月後には班員から悩んでいる担当患者さんを一緒に介入してほしいという意見が出るようになってきました。
一緒に介入することで、言葉で伝えていたことでわかりにくかったことや、実際に一緒に患者さんのリハビリを行うことで触り方・動かし方であったり、注意すべき点など多くのことを伝えることができるようなったと感じています。
【今後】
これからも勉強会を継続し、当院のリハビリ部門の目標の一つである「1回の治療で変化をだす」という目標達成に貢献していきたいと考えています。患者さんの希望をかなえていけるように努めていきます。
実際の動作観察・分析の集まりの様子
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社会医療法人有隣会 東大阪病院
リハビリテーション部
・急性期リハビリテーション課
・緩和ケアリハビリテーション課
・回復期リハビリテーション課
文責:回復期リハビリテーション課 PT リーダー O
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TOYOTAが開発した最先端のロボット機器 ウェルウォーク(WW-2000)を導入しました。
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