今年は少し早く梅雨に入りました。湿度や気圧の変化などで体調を崩しやすいので体調管理にも気をつけたいところです。
さて、今回は作業活動班の実際の活動に関してお話ししていきたいと思います。
作業活動班が発足した経緯に関しては コチラ をご参照ください。
作業活動班は急性期担当の作業療法士(OT)と回復期担当の作業療法士(OT)の有志が集まって発足しました。集まった作業療法士(OT)全員が、患者さんに意味のある作業を提供し、患者さんが自分らしく過ごせる入院生活を送っていただけるように努め、患者さんの入院生活のストレスを少しでも軽減したいという思いを持っています。
実施に関しては、月に1回就業後に行っています。
毎月のテーマを決め、担当者が発表する形を取っています。患者さんに提供する前にまずは作業の特性を知り、自分たちが楽しんで行う事を大切にしています。
有志で参加しているとは言え、就業後の実施であるため身体をリフレッシュして気分を切り替えて行いたいと希望があり、開始前に簡単なストレッチや呼吸法を行ってからスタートします。(ヨガや瞑想の方法を取り入れています)
今月のテーマは、折り紙、切り絵、貼り絵、ちぎり絵、お花紙 です。
どのように段階付けすればよいか、どんな能力が必要か、病棟へ申し送る際の注意点など全員で意見を出し合い、それらをまとめて作業活動メニュー表を作成しています。
また、今回のような製作物は、女性が好まれる事が多く、男性には拒否される事が多い印象だったのですが、そのイメージを覆す事があったのでご紹介させてください。
回復期リハビリテーション病棟ではリハビリテーション課と看護部で協業して病棟アクティビティを行っています(その月に応じた季節の催しを行っています)。
今月は紫陽花をお花紙で作成しています。材料を食堂に設置していると女性陣が集まってこられます。お一人で黙々と作業される方、数人でお話をしながら作業される方が多く見られていました。
廊下を通る際にふと食堂を見ると、男性も女性も作業しながらとても楽しそうにお話をしておられ、作る事が目的ではなくコミュニケーション手段の一つとして活用しておられました。また、別の日には男性がお1人で黙々と作業しておられました。
このように一つの作業を見てみても様々な活用方法や意味、動機があるのは面白いなと感じました。
その結果皆さんのご協力により、いつもは閑散とした回復期リハビリテーション病棟の廊下が現在はとても華やかで素敵な空間となっています。
これからも作業の持つ力、素晴らしさを学び病院全体へ広めていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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社会医療法人有隣会 東大阪病院
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2023年6月30日投稿
文責:作業療法士I
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