この度、当院と提携している森ノ宮医療大学 工藤慎太郎教授が医学書院から新刊を出されました。
タイトルは『運動学×解剖学×エコー 関節機能障害を「治す!」理学療法のトリセツ』です。
Amazonの理学療法学部門で連日売り上げ1位となっています(2023年2月18日時点)。
私が理学療法の学生だったとき、当時の理学療法士協会会長の講義に参加させていただく機会を得ました。その講義で会長は、「理学療法は8割がArt(芸術)で2割がScience(科学)の現状がある。Scienceの割合を増やしていかないといけない」と言われていました。
工藤教授はまさに今までArtであった領域を数値化、見える化し、次々にScienceに変化させる取り組みを行われていると思います。
この度、発刊された著書においては従来、理学療法が治療ターゲットにしていた、筋、関節に加え、新たに“疎性結合組織”を鍵として書かれています。なぜ疎性結合組織に理学療法が必要なのか?どこに疎性結合組織は存在するのか?が分かりやすく本著には記載されています。
加えて、コロナ禍で対面での講習会が減っている中、外部講師からの実技の習得が非常に難しくなっている昨今ですが、実技動画がQRコードを読み込むことで何度も視聴でき、練習、習得しやすくなっています。
タイトルにもある「治す!」にこだわる療法士に自分自身がなり、また、同じ志を持った仲間を増やせるよう、本著を読みこみ、当院のスタッフ教育(共育)に還元していきます。
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