今回は「急性期病棟に従事するリハビリ療法士に求められることは?」と題してお送りします。
まずは将来リハビリ療法士(理学療法士:PT、作業療法士:OT、言語聴覚士:ST)を目指す学生の皆さんに質問です。
Q1「急性期病棟に従事する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に求められること」と聞いてどのようなワード・印象・考えを連想しますか?
理学療法士 ⇒ 早期離床、リスク管理、廃用症候群の予防など
作業療法士 ⇒ 日常生活動作、手段的日常生活、自助具の作成、認知機能など
言語聴覚士 ⇒ 嚥下評価 高次脳 認知機能など
上記以外にも、「こんな役割があるぞ!!」という方は少なくないと思います。
もちろん、各医療機関の専門性や地域性によって患者さんの疾患層も異なるため、
“これが正解だ!!” と断言はできません。あくまでも私個人の私見として受けとめていただければ幸いです。急性期病棟に従事する理学療法士として、私が思う「急性期病棟に従事する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に求められること」とは
1.病態把握
2.リスク管理
3.患者さんとのラポール形成
4.医師・看護師、社会福祉士、その他のコメディカルスタッフとの情報交換
5.早期退院に向けた的確な評価とゴール設定
6.ゴール達成に向けたリハビリプログラムの実践
7.日々のプログラムに対する考察
8.臨機応変に対応できる行動力
どれも“当たり前田のクラッ・・・(失笑)”と言われそうですが、上記の中でも特に重要と捉えている項目は
☞ズバリ 1.病態把握 です!!
Q2.なぜ、病態把握 が重要なのか??
A.急性期の疾患や病気の原因を知ることで、リハビリテーションの進め方が変わるから理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を問わず急性期病棟に従事するリハビリ療法士には必須と言っても過言ではないほど重要な項目の1つだと思います。
「病態を理解する = 患者さんの身体と心を理解する」ことに繋がっていると私は捉えています。
患者さんの病態や苦痛を知ることで質問の内容や関わり方が大きく変わり、患者さんとのラポールづくりにも活かすことが可能です。
若手リハビリ療法士には、このような経験をたくさん積んでほしいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
※無断転載禁止文責:理学療法士Y
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