回復期リハビリテーション課 課長の福田です
先日うれしいことがありました
それは、私が所属している森ノ宮医療大学の工藤研究室で大学院修士課程2年の坂本航大先生の研究が海外の専門誌『 Gait & Posture 』に受理されました。
『Gait & Posture』は人間の移動とバランスに関する最新の基礎研究と臨床研究が対象です。坂本先生は、大学生のころから人一倍努力されていました。彼は大学卒業後そのまま大学院へ進まれ、そこでも毎日夜遅くまで研究されていたのを知っているため、この報告を聞いたとき、感慨深かったです。
研究は ひずみセンサーを用いて足部の動きを分析する という内容となっています。ひずみセンサーは薄く、伸び縮みを感知し数値化できるセンサーです。いままで靴内の足の動きを調べるときは靴に穴をあけ、印をつける必要がありました。しかし、このセンサーを用いることで今まで分かりにくかった靴内での足の動きが分かるようになり、より良いサポーターや装具、靴底の開発に役立つとされています。
当院のリハビリテーション部門においても働きながら、大学院や研究員として専門機関に通っているスタッフがいます。少しでも研究に携われるよう、勤務の調整など出来る限りの協力を行うように心掛けています。
というのも、私がこれまで関わることのあった、これらの方々は、熱量があり、論理的・建設的な方が多く、他のスタッフに良い影響を与えている印象があるからです(応援したくなります)。また、他のスタッフが大学院生や研究員に質問をしているのをよく目にします。先日、痺れや疼痛がなかなか改善しない患者さんに対して相談があったときに、新しい知見を取り入れたリハビリを行い、痛みと痺れを改善していたケースがありました。
その他にも、
「文献検索の方法(どういった検索サイトを使うか、その使用方法)を教えてもらえないか」
「文献を読んでみたが、反対の意見が書いてある文献をみつけた。どう解釈したらいいのか」
「日々の臨床の中で思った疑問をどのように客観的に解決すればよいのか」
「臨床の疑問がすでに明らかになっていることか、なっていないかが分からない時にどのように調べればいいのか」 など
大学院や研究員として専門機関に通っているスタッフへの、他スタッフからの質問内容を挙げたら切りがありません。
このような質問に対し、研究や課題で忙しいにもかかわらず、丁寧に受け答えしている姿をみると、頼もしく、「スタッフの向上心を育んでくれているなぁ」と、いつも思います。一緒に働いている他のスタッフも研究に携わっているスタッフをみて「もっと努力をしよう」と、日々刺激を受けています。
これからも大学院や研究員など次のステップへチャレンジしたいというスタッフには積極的に協力していきます。
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2021年3月13日現在、
理学療法士(PT)を 1名募集中です。
作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の募集は行っておりません。
しかし、我こそはという方、どうしてもという方は、お気軽に、まずは病院見学からでもお越し下さい。
嬉しいことに、今年度は昨年度の3倍近くの求人応募がありました
病院も新築移転に向けて着々と進んでいます
今のうちから一緒に働いて、盛り上げていきませんか?
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