東大阪病院リハビリテーション部部長
作業療法士の椎木です
新型コロナウイルス感染症への罹患者が少しずつ減ってきています。ただ、受け入れ病院の状況は厳しいと体感しています。
私たち、療法士は発症している患者さんに、直接は治療で関わることはないのですが、感染拡大防止の為に出来ることには積極的に取り組んでいます。
さて、今日は
「マイナスをプラスに変える力」について
書かせていただきたいと思います。
先日、ある団体が提供しているZOOMの勉強会に参加してみました。
2020年度は、当院の院内勉強会もですが、学会や対面での研修会の多くが中止になり、勉強の機会がないな…と思っていた療法士やこれから療法士になろうとしている方も多いのではないでしょうか。
療法士の勉強では、実際に患者さんの治療手技等が含まれていて、対面じゃないと効果がないのでは??と感じる方もあるかもしれません。
しかし、実際にZOOMでの勉強会を受けてみると、良い点がたくさんありました。
まず、
①移動時間がなくていい
交通費がかかりませんし(通信費はかかりますが)、移動にかかる時間は別の事が出来ます。
自宅で受講したので、楽な服に着替えて、直前まで用事を片付けることが出ました。
移動時間を気にしなくていいので、夜開催されていて、日中仕事、夜は勉強会参加とできて、お休みの日はまるまる別の事に使うことが出来ます。
それから・・・
②スライドや講師の話が近くで聞ける。
見やすい。
復習ができる。
事前に講義資料はデータで送られてきます。
そのため、勉強会当日までの空いた時間に講義資料を確認できるため助かりました。私が受講した講座は、一定期間復習期間が設けられていて、受講内容をもう一度ビデオで自分の好きな時に視聴することが出来ます。
③質問もチャット機能などで共有されて、聞き漏らしがない。
院内の勉強の機会もありますが、当院の療法士もまだZOOMをやったことが無いというスタッフもいます。こういう自分の時間をうまく使えるZOOM勉強会に参加したらいいのになと思い、紹介しています。
コロナ禍で、プラスの要因が見えにくい状況かもしれませんが、業者さんも工夫されて、今はZOOM等の仕組みを使った講習会が豊富です。
新しい もの・こと へ、一歩チャレンジしてみて…こう考えると、いろんなことがプラスにできるんじゃないかと思います。
「マイナスをプラスに変える力」それは、「新しいもの・ことへの興味」かもしれません。
実は、この勉強会は、私が療法士になってから、参加した療法士関係の研修会(学会含む)の99個目。OTになった時は、まさかこんな日が来るとは思ってもみませんでした。
100個目はMTDLPの研修会@ZOOMの予定です。
色々簡単ではないことはありますが、新しい切り口へのチャンスとしてやっていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
文責:作業療法士 椎木洋子
*無断転載禁止
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