当院では、入職時や1年目の方について基礎的な勉強会を開催していますが、技術や知識を高める日々の勉強会は自主勉強会として時間外に行っています。
今日は、学会発表前に行う予演会についてです。
予演会とは、予行演習会の略語です。本番の発表やプレゼンテーションの前に、実際に行うのと同様の形式で練習を行う会のことです。目的は、本番での成功に向けて、発表内容や技術、時間配分などを事前に確認し、改善点を見つけることにあります。
予演会は、主に以下のような目的や意味を持っています。
・内容の確認(伝わりやすい構成か?内容にぬけや漏れがないか?スライドは?)
・プレゼンテーションのチェック(話すスピードや声の大きさ、時間配分)
・質疑応答への備え(想定外の質問へも備える)
・さらに質の高い発表を目指して(自分では気づきにくい部分へのフィードバックを得る)
予演会を行うことで、内容やスキルはもちろんですが、大勢の前での練習を行うことで心構えも整えることが出来、本番で自信を持って発表できるようになります。
参加者同士で意見を交換することで、さらに質の高い発表を実現できるのも大きなメリットです。
さらに、発表をする人以外にも、フィードバックに参加する中で、知識・技術を深められたり、学会について知ることが出来たり、発表についてのノウハウを学べる等のメリットがあると思います。
・新しい知識や情報を得られる
(最新の知識や情報を学ぶ、実践的なアイデアや方法論を参考にできる)
・分析力や批判的思考力の向上
(自分の分析力が鍛えられる、自分自身のプレゼンテーションに役立つ視点を得る)
・コミュニケーション能力の向上
(自分の考えを論理的に伝える練習、質問力アップややり取りのスキル向上)
・自分の発表への準備ができる
(発表の流れやスライドの作り方、声の出し方、場の雰囲気などを参考にできる)
このように、予演会に参加することは、単なる受動的な活動ではなく、自分自身の学びやスキル向上に直結する貴重な機会になります。
また、お互いを支援することで得られる相互成長のメリットも大きいと言えます。
毎回、様々なフィードバックがあり充実した会になっています。
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社会医療法人有隣会 東大阪病院
リハビリテーション部
・急性期リハビリテーション課
・緩和ケアリハビリテーション課
・回復期リハビリテーション課
文責:リハビリテーション部門 部長 椎木
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TOYOTAが開発した最先端のロボット機器 ウェルウォーク(WW-2000)を導入しました。
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