当院では療法士の技術向上に力を入れています。今日は、当院での勉強会についてご紹介します。
入職時には、業務手順やリスク管理に関しての研修を行い、患者さんの訓練を行っていくにあたっても臨床指導(当院では、SVと呼んでいます)や症例報告会、文献抄読を行う等、技術を高められる環境を創っています。
療法士が学ぶ必要のあることは様々あり、医学も日々進歩していますので、常に学び続けることがとても重要です。ですので、「教えてもらえる環境があるから学ぶ」のではなく、患者さんを良くするために、「自分から自分にかけていること・今必要なことを察知し、自ら高めていくこと・そのために自分から動き出せること」が必要だと考えています。自主勉強会を通じて、療法士が主体的に考え、実践できる力が養われ、その姿勢が、患者さん一人ひとりに常に最適なリハビリテーションを提供することにつながります。
院内のリハビリテーション部門には、療法士の教育に関するチームがあり、教育に関する企画・調整・運営を行っていますが、このチームでは各種勉強会の設定はあえて行っていません。
当院では勉強会は、療法士が自ら要望して、先輩療法士がそれに答えて実施するというスタイルをとっています。
入職してすぐは、「教育がしっかりしているって思っていたのに勉強会ってこんなに少ないの?」と感じたとの声もきいていますが、おおよそ月に1~2件、予演会や勉強会が開催されています。
(写真は基本動作の勉強会の様子です。壁にプロジェクターでスライドを映し、講師が解説しています)
(座学+立ち上がりを誘導する実技をおこないました)
この勉強会を経て、今まで気が付いていなかったポイントに気がついたり、訓練時の動作介助に自信を持てるようになったとの感想も聞いています。
今年度は、
・コーチング:「理想的なパフォーマンスを引き出す」コミュニケーション
・論文の探し方とその管理について
・電気刺激療法Neuromuscular Electrical Stimulations(NMES)
・基本動作(立ち上がり、移乗動作など)の動作実技勉強会(3週間に1回程度のペースで)
を開催しています。
勉強会の詳細については、また機会がありましたらご紹介させていただきます。
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社会医療法人有隣会 東大阪病院
リハビリテーション部
・急性期リハビリテーション課
・緩和ケアリハビリテーション課
・回復期リハビリテーション課
文責:リハビリテーション部門 部長 椎木
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〒536-0005 大阪市城東区中央三丁目4-32
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TOYOTAが開発した最先端のロボット機器 ウェルウォーク(WW-2000)を導入しました。
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