“患者さんやご家族、1人1人と向き合い、思いを大事にした看護がしたい”
私はそう思いながら看護師という職に就きました。
看護師経験3年でゆうりんで働き始め、その人その人に生活があるということ、病気を抱えながらもその人らしく生活していくということを、改めて考えさせられました。
多くの利用者さん・ご家族と関わることで看護師としても人間としても成長させていただいたような気がします。
利用者さん１人１人求めるものや大切にしていることが異なり一筋縄ではいかないことも多いですが、周囲のスタッフや上司に助けられ、やりがいを感じながら働いています。

訪問看護を始めて7年目になります。
ご自宅でおこなう看護は、“「どうやって生きていきたい」を尊重していく”を大切にしたいと思っています。
ゆうりんでは、ターミナルケアが必要な利用者さんも多く、おひとり、おひとりの人生に向き合うことも少なくありません。
ご本人の過ごしてきたご自宅で、ゆっくりと一緒に考えていく時間は、訪問看護ならではだと思います。
自分だけの考えや看護感で行きづまったとき、ステーションに帰れば、すぐに相談できるスタッフがいることは心強いです。
一緒に悩んで考えてもらえる嬉しさは、自分だけではなく、関わる利用者さんも同じ気持ちなのではと思っています。
「安心して暮らしていく」を支えること、看護師自身も多くの人に支えられていることを実感できる、やりがいがある仕事だと感じています。

訪問看護師として、『訪問看護ステーションゆうりん』で働き10年が経ちました。
利用者の方々から沢山の事を教えてもらいながら、毎日訪問しています。
住み慣れた家で自分らしく暮らしていただけるように、利用者さんや家族の方々に寄り添い一緒に考えていく事が私たちの役割だと実感しながら、日々スタッフ間での意見交換や、振り返りを行うようにしています。
あらゆる環境を整えていく事で、1日でも長く在宅での生活が支援できるように看護師としてのスキルアップや、何でも話し合えるチーム力のあるステーションにしていきたいと思っています。

訪問看護ステーションゆうりんは、平成8年に開設し、地域と共に歩み成長させていただいています。
現在は、10名の看護師、1名の事務員で、地域にお住いの医療・介護を必要とする方々が、長く住み慣れた自宅で安心して暮らせるようにサポートさせていただいています。
地域の医療機関や福祉・介護施設、多職種と連携を図り、人と人の繋がりを大切に、専門職として寄り添い安心安楽を届けて参ります。
長く病院で療養されている患者さん、病気治療のため医療的処置が必要となられた患者さんに、在宅での療養生活が少しでも不安や苦痛が軽減できるように、お待たせすることなく 自宅療養ができるように、迅速な対応と信頼をお届けできるように日々活動しています。