[人工透析]
GCAP(潰瘍性大腸炎やクローン病 治療法)について
GCAP(潰瘍性大腸炎やクローン病 治療法)について
GCAPは潰瘍性大腸炎やクローン病に適用される治療法です。
炎症発生の原因となっている顆粒球を除去や機能を変えることにより炎症を鎮める効果があります。
潰瘍性大腸炎とは
主な症状として粘膜に炎症が起き潰瘍等を形成します。
他に腹痛や下痢、血便も起きることがあります。
比較的に若い年齢での発症が多いのが特徴です。
原因は不明で遺伝的素因と様々な環境的要因(食べ物・薬品・腸内細菌等)が複雑に絡み合い発症すると考えられています。
また症状の改善と再発を繰り返すことが多く、長期に渡り大腸を侵された場合は癌化する傾向があります。
症状を抑えるにはGCAPで炎症の原因である顆粒球を除去することが効果的です。
【顆粒球とは】
血液内に存在する免疫システム(白血球)の一種です。
元は外から入ってきた細菌やウィルスなどから体を守る役割を持っています。
しかし潰瘍性大腸炎では顆粒球が本来守るべき自分の体を攻撃してしまうことがあります。
元は外から入ってきた細菌やウィルスなどから体を守る役割を持っています。
しかし潰瘍性大腸炎では顆粒球が本来守るべき自分の体を攻撃してしまうことがあります。
GCAPによる治療方法
GCAPは血液から炎症に関係している顆粒球を顆粒球吸着器(アダカラム®)で除去します。
穿刺針と血液回路、血液を固まらないようにする薬(抗凝固剤)を使用し体内から血液を取り出します。
それを吸着器にくぐらせ再び体内に戻します。
治療は基本的には1回約90分(治療60分・準備回収等30分)かかり、それを5~10回行っていきます。
治療の性質上、針を刺すことが不可欠ですが当院では可能な限り痛みを抑えるため事前に痛み止めのテープを腕に張り付けて頂いてから穿刺を行います。
GCAPの治療スケジュール
重症および難治性 | 一連の治療につき10回 |
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劇 症 | 一連の治療につき11回 |
上記が保険適応で治療を行えます。
基本的に週に1度のペースでGCAPを施行します。
基本的に週に1度のペースでGCAPを施行します。
GCAPの副作用
血液を体外に出すため
- 頭痛
- めまい等
の症状が出ることがありますが軽度なうえ一過性のものです。
当院でのGCAP施行日
当院では日曜日以外の全ての曜日でGCAPの治療が可能です。
時間帯も一度ご相談ください。