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【初心者向け】初めての人間ドックガイド
人間ドックの目的は身体の状態をチェックすることです。
病気の初期は自覚がなく、気づかないうちに病気が進行してしまう事も少なくありません。
定期的に人間ドックを受診することは、病気の早期発見・早期治療につながります。
また、人間ドックは病気の予防にも効果的です。
私たちの体は、「異常はない」と思っていても、外見だけで判断できません。
身体の状態を定期的に把握することで、普段の生活習慣や食生活を見直し、生活習慣病など様々な病気の予防を行います。
人間ドックは、一般的に20歳以上の成人であれば誰でも受診できます。
健康診断とは異なり受診義務もなく、何歳に受診しなければならないという決まりもありません。
そのため「会社で健康診断を受けているから必要ない」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし人間ドックは、健康診断のプログラムよりも多くの検査項目が含まれており、その内容や深さに大きな違いがあります。
例えば、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)やバリウムといった胃の検査や、肝臓・胆のう・すい臓などを調べる腹部超音波検査(エコー検査)は、法定健診(定期健康診断)にはない検査です。
こういった検査は「がん」をはじめとした様々な病気の早期発見を目的としています。
また、気になる症状に合わせてオプション検査を追加したり、自分の健康状態に合わせた検査内容に組み替えたり出来るのも人間ドックの特徴です。
はじめて人間ドックを受ける場合、どのような検査を受けたらよいか迷う方も多いと思います。
病気の疾患リスクは年代や生活環境で変化します。
自分に当てはまる年代・性別ごとの病気のリスクを知り、必要な検査項目を選びましょう。
20代、30代は、自覚症状も現れにくく、病気の発症率はそれほど高くありません。
しかし、アルコールの摂取量や食生活が10代20代の時と変わらないままの方も多く、生活習慣病になりやすくなるため、それに関連した検査項目を受診しましょう。
また、日本人の死因として上位に数えられている胃がんや食道がんの兆しは30代から存在している可能性があります。
「まだ若いから病気に縁がない」と慢心せず、定期的に人間ドックや健康診断を受け、将来の病気予防につなげましょう。
また、女性の場合、結婚を機に婦人疾患が気になってくる方も多いのではないでしょうか。
子宮頸がんの発症は若年化しつつあり、20代~30代での発生が増えています。
こうした女性特有の疾患は、生活習慣や遺伝もリスク要因になると考えられています。
喫煙習慣がある、運動不足や肥満気味、飲酒を好む方、また近親者に婦人科疾患者がいる方は、定期的にレディースドック※ を受診することをおすすめします。
40代になると、生活習慣病や慢性病の症状が現れます。
また、20~30代で過度な飲酒や喫煙をされた方は、肝臓や肺への負担のツケが出始める世代でもあります。
今まで病気や症状が無かった方も、突然発作が起き命にかかわる病気になってしまう可能性があります。
そうならない為にも、現在の身体の問題を確認し、今後起こりうる病気のリスクを考えて検査を行っていきましょう。
また、一般的に「乳がん」発症のピークは40代後半~50代前半と言われています。男女での割合は圧倒的に女性が多く、命の危険にもつながります。
乳がんの検査は40代から2年に1度の定期的な受診がおすすめです。
50代は、今までよりさらに定期的な健康チェックが重要となってきます。
特に、がん、心疾患、脳血管疾患の3大疾病のリスクに注意が必要な年代です。
「メタボかな・・・?」と心配している太り気味の方は、心筋梗塞のリスクに注意が必要です。
また、この時期、男性は前立腺がんが増えるため、PSA(腫瘍マーカー)検査をおすすめします。
また、一般的に「乳がん」の発症のピークは40代後半~50代前半といわれています。男女での割合は圧倒的に女性が多く、命の危険にもつながります。
乳がんの検査は40代から2年に1度の定期的な受診がおすすめです。
60代は、様々な病気の発症リスクがピークとなります。
特にがんの罹患率が高く、今後も上昇していきます。
身体に不調が無くても、健康的な身体で長生きする為に、定期的に全身の検査を行いましょう。
CT検査やMRI検査などの精密な検査がおすすめです。
受診する医療施設によって、検査機器や得意分野が異なります。
自分が希望する検査項目に対応しているか、検査項目に精通した専門医がいるかなど重要なポイントです。
特にがんの精密検査は判断が難しいため、熟練の専門医の判断スキルが必要です。
もし検査で異常が見つかった場合でも、専門医がいる医療施設であれば、その医療機関ですぐに治療を行うことができます。
人間ドックは1度受診すれば終わりではありません。
定期的に健康状態を確認し、これまでの結果と比較することが、病気のリスク回避につながります。
そのため、自宅や職場から近い施設を選ぶというのも一つのポイントになります。
また再検査や精密検査が必要な場合、併設施設や専門病院と連携のある医療施設を選ぶことで、スムーズに検査や治療に移ることができます。
東大阪病院の人間ドックでは、診断結果で異常を指摘された場合に、当院の各診療科で疾患の精査ならびに治療を行うことができます。
場合によっては当院と連携を結んでいる医療施設にご紹介も行っています。
人間ドックの検査は、検査項目やプランによって様々です。
健康診断よりも詳しく全身を調べるだけでなく、「がん」や「生活習慣病」といった特定の部位や病気を詳しく調べる事が出来るのも人間ドックの特徴の一つです。
「どんな病気を調べたいのか」「体のどの部位が気になるのか」「どれくらいの精度で調べたいのか」しっかりと確認しておきましょう。
こんな方におススメ
コレステロールが高いと言われたことがある、家族で脳卒中になった人がいる
こんな方におススメ
上腹部の不快感、胸焼けや膨満感…等
こんな方におススメ
家族に膵臓がん・肝臓がんなどになった人がいる…等
こんな方におススメ
お腹まわりが気になる、運動不足…等
こんな方におススメ
家族に大腸がん・ポリープが見つかった人がいる…等
現在健康でも、身近な人が病気になったり、不摂生な生活習慣を送っていると、ふと不安になってしまう事はありませんか? 人間ドックで、気になる部分を受診し、日々を健康的に過ごしましょう。
ご予約は、総合受付、電話、FAX、インターネット予約で承っております。
完全予約制ですので、事前にご予約をお願いします。
<インターネットからのご予約>
<お電話・FAXからのご予約>
当日のスケジュール、問診表、検便容器などを事前にお届けします。
検査結果を、その分野の専門の医師がチェックします。 専門医がチェックした検査結果を、コンピューターに登録し、人間ドックの医師が総合的に判断します。
検査後のアフターケアも万全です。 健康改善・生活習慣改善のサポートも行っています。(管理栄養士による栄養指導も行っております)