看護部長 2025年度の挨拶2025-4-22【カテゴリー】質向上への取り組み/新人教育/看護部長より
はじめに
今年度も新たに新人看護師を迎え、新人研修が始まりました。先日、「看護部について」の研修を担当させていただいた際には、毎年新人の方々から寄せられる不安や悩みに対し、私からのアドバイスを交えてお話をさせていただきました。

最初の1年間は覚えることが多く、懸命に努力しても思うようにいかないことも少なくないと思いますが、結果よりもそこに至る過程が重要です。諦めずに継続していくことを大切にしていただきたいと思います。
私たちも、新人の皆さんが一生懸命に励む姿や、その笑顔から活力をいただいています。また、新しい視点からの発想に学ぶことも多く、共に成長していきたいと考えています。
2024年度の振り返り
昨年度、私は以下の取り組みを実施いたしました。
・職員一人ひとりのライフスタイルを尊重し、多様な働き方の導入を進める
・入院支援・退院支援に携わる看護師を確保する
上記の取り組みは両方とも実現することができましたが、今年度はその成果をさらに発展させ、各2名体制で運用することで、業務の拡大と看護師の負担軽減を目指します。
2024年度からの継続的な取り組み
昨年度からの継続的な取り組みとして、職員から直接意見を聴取するため、看護部長直通のアンケートフォームを作成し、各部署にそのQRコードを設置いたしました。これにより、業務改善に関する意見を収集できる仕組みを導入しています。1年が経過し、すべての意見に応えることは難しい状況ではありますが、職員の声のおかげで改善につながっている事例もあります。
改善例としては、
・年間休日が1日増加したことで、職員の休息と仕事のバランスが改善された
・新人研修の場所を確保することで、教育環境が整備された
・必要物品の購入により、業務効率が向上した
・役割の移行により、看護師の負担が軽減された
などが挙げられます。職員一人ひとりが「自分たちで働きやすい職場を築いていける」よう、今後も継続して取り組んでまいります。
2025年度の取り組み
今年度は、心理的安全性の確保を最優先課題としています。
職員が安心して意見を共有できる環境づくりに注力しており、その一環として、年2回(4月、10月)の人事異動を師長会で検討しています。これは、職員自身の成長を促すことはもちろん、異動先でも顔が見える関係性を構築することで、病棟間の連携を円滑にし、ひいては病棟全体の質の向上を目指すものです。
本年度も、患者さんに寄り添い、質の高い看護を提供するため、全職員が力を合わせ邁進してまいります。皆様からの温かいご支援に心より感謝申し上げますとともに、今年度も職員一同、共に成長していければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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社会医療法人有隣会 東大阪病院
看護部
文責:看護部長 岩城美穂
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2025年4月22日投稿
