看護師 法人内での部署異動について 急性期病棟から緩和ケア病棟へ2024-2-10【カテゴリー】部署紹介/中途教育/連携について/緩和ケアについて
東大阪病院 緩和ケア病棟看護師のAです。
私は引っ越し機に東大阪病院に転職してきました。
そして、急性期病棟で2年ほど勤め、約1年前に上司の薦めもあり、緩和ケア病棟へ異動しました。
急性期病棟から緩和ケア病棟へ
急性期病棟では、重症患者さんのモニターやアラームと絶えず向き合っていました。しかし、緩和ケア病棟では、患者さんの穏やかな暮らしを尊重するため、24時間監視の心電図モニターは使用せず、五感を使って患者さんを観察します。(24時間監視の心電図モニターは使用しない理由は、モニターの装着すら、穏やかな暮らしを阻むことがあるためです。)
正直最初は、「状態不安定=モニター監視」の先入観があったため、急性期病棟との違いに戸惑いがありました。
急性期で救命を目的とした視点と、残された人生を過ごす患者さんへのアセスメントやお声のかけ方は異なります。今では患者さんとじっくり向き合い、その人らしさを引き出す看護にやりがいを感じています。
「その人らしさ」を大切にした看護
東大阪病院の緩和ケア病棟では、患者さんの「その人らしさ」を何よりも大切にしています。趣味の作業をしたいという患者さんのリクエストに応えたり、ゆっくりと話を聞いたりすることで、患者さんの心の支えとなる看護を実践しています。
急性期ではなかなか踏み込めなかった患者さんの側面を見つめます。
私は、ゆっくりと患者さんやご家族の話を聞く中で、ふとその人らしさが垣間見える時が嬉しいです。
チームで患者さんを支える
当院では、患者さんの状態やニーズは複雑多岐にわたるため、一人で抱え込まず、周囲に相談したり、カンファレンスで多職種と連携したりしながら、チーム全体で患者さんを支えています。
充実した環境
東大阪病院の緩和ケア病棟は、2023年10月1日に新築移転したばかりです。8階の緩和ケア病棟は全室個室です。季節の飾りつけや癒しの音楽が病棟全体に溢れ、患者さんがリラックスできる環境を整えるように努めています。
看護師としても、豊富な経験を持つ先輩看護師から指導を受けながら、日々成長できる充実した職場環境に感謝しています。
急性期病棟経験者も歓迎
私は、急性期病棟しか経験がない方でも、少しでも緩和ケアに興味があれば、ぜひ見学にお越しいただきたいと思います。
緩和ケア病棟では、急性期病棟とは異なる視点やスキルが必要とされますが、私のように異動後に経験を積んでいる看護師も多くいます。
まずは現場を見ていただき、感じていただければ思います。
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社会医療法人有隣会 東大阪病院
看護部
文責:緩和ケア病棟 看護師A
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2024年2月10日投稿