オペ室(手術室、OPE室)の取り組み2023-5-12【カテゴリー】部署紹介
当院のオペ室(手術室、OPE室)について
手術室では、患者さんが安全に安心して手術が受けられる環境を提供しています。
<対応手術>
整形外科:骨折などの外傷手術、股関節や膝関節の人工関節置換術
外 科:一般外科、消化器外科手術、CVポート造設術
血管外科:シャント造設術、シャントPTA
そ の 他:ペースメーカー挿入術(一時的、恒久的)
中央材料室は、手術室スタッフが兼任しています。
院内で使用する診療や看護に必要な器具・器械類、医療材料を一元管理しています。適切な洗浄・滅菌を行って、院内の医療・看護が円滑かつ安全に行われるように支援しています。
オペ室(手術室、OPE室)看護師の1日のスケジュール
8:30 出勤 朝礼
・その日の病院全体の伝達事項を共有
・前日のヒヤリハットやインシデント報告
・接遇に関する標語の唱和
・本日手術の予定の確認(搬入されるインプラントや器械の滅菌状況)
・当日の手術患者の術前訪問の情報共有 などを話し合います。
8:45頃~:手術が始まるまでに各々が分かれて業務に取り掛かります。
9:30頃~:手術は基本9:30入室としています。状況に応じて麻酔科医や主治医と相談して決定します。
当院では薬剤係、ME機器点検係、滅菌係を日々交代で行い、リーダー業務を1週間制で、持ち回りで行っています。
・薬品係は薬品カート類の定数確認や鍵管理、麻薬の受け渡しなどを行います。
・医療機器点検係は、麻酔器や日々使用する器械類の始業点検を行います。
・滅菌係は、前日使用した器械のパッキングや滅菌などを行います。
・リーダーは手術予約から当日の全体の把握を行います。
・器械出し担当看護師は、朝すべての手術器械を展開しておきます。
それぞれ役割が分担されているため、皆で声を掛け合い手術入室に間に合うように連携しています。
手術入室は器械出し、外回り看護師の2名プラス1名の看護師で対応手術開始まで外回りフォローに入ります。術中外回りが忙しくなれば適宜1名手術に入り、もちろん安全を最優先しています。
手術が終了後は、器械出し看護師は器械洗浄を行う為、別の看護師が外回りフォローに入り、抜管から退室まで2名で対応しています。
手術が続けてある場合は、患者さん退室後、次の手術担当看護師も加わり、手術準備に入ります。件数が多い時は、できるだけ残業にならないように、執刀医・麻酔科医と連携し、入室時間を決定しています。
昼休憩は11時から1時間、交代で行います。
その間も手術は続けて行われています。
当院では骨折の手術が多く、高齢者の手術が多くを占めています。基礎疾患を持たれる患者さんも多く、緊張感は一層高まります。
手術室でのあるあるですが、昼間の手術担当看護師は手術が終わった後、昼食となるため、少し遅い昼食になります。ただし、昼食時間が遅くなっても1時間の休憩は必ず取れる環境です。
手術は安全に終了することがスタンダードですので、緊張感を保ちつつ、自分もリラックスする時間が必要です。その時間が昼食時間だと考えます。
コロナ禍では、感染予防対策のため、1名ずつ休憩しています。
孤独な休憩時間ですが、休憩時間はとても重要です!
次の日の手術の器械準備、術前訪問、術後訪問、当日手術の洗浄後の器械の滅菌作業や担当委員会の業務、物品や薬品の請求や器械の定数チェックなど日々の手術が安全に行われるための業務を行っています。
手術が終われば、室内、廊下の清掃をしっかり行い、麻酔カートや室内の物品補充を分担して行います。これが早く終了すれば翌日の手術の部屋準備も行います。時間がなければ、当日朝に準備します。
16:50頃 夕礼
残っているスタッフで夕礼を行います。当日に看護部へおろされた情報の伝達や当日の手術でのインシデント報告などの伝達を行います。
17:00 退勤
<作業の一部分の写真です>
器械をくるんだり、シーラーしたり、滅菌作業の一部です。
器械をオートクレーブに入れて滅菌します
手術前の手術室の様子です
器械展開
展開した機械はこのように置きます
手術が終われば清掃です
もちろん手術がない日もあります。
そのような日は、手術室内や医療機器の清掃を念入りに行い、またカンファレンスやミーティングを実施し、手術看護の振り返りや情報の周知の時間に割り当てています。
当院の手術室は少人数ですので、話し合いやすい環境です
色々な改善点を提案してもらい、業務改善も積極的に取り組んでいます。
当院のオペ室(手術室、OPE室)の求人情報
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