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鎖骨骨折手術の様子について
2021-10-29【カテゴリー】部署紹介

 

鎖骨骨折の手術とは?

 

鎖骨は、真上から見るとS字型をした骨で、太さも均一ではなく中央部から外側にかけて丸から三角形へと変化します。
内側の端は胸骨とつながり、外側の端は肩甲骨とつながりそれぞれ関節を構成しています。

 

鎖骨骨折は、全骨折中約10%を占めるほど多い骨折です。

 

鎖骨骨折の症状や合併症については詳しく知りたい方は当院の鎖骨骨折特集ページをご覧ください。



 

鎖骨の手術は病院によって異なる点が多いかもしれません。鎖骨骨折や上腕近位端骨折の手術は、ベッドのギャッチアップ角度を45度に設定し行うか、ビーチチェア手術台の体位が多いと思います。



しかし、当院では麻酔管理も行いやすいように、仰臥位で患側の背中に枕を入れるだけで、非常にシンプルなポジショニングです。

下写真は実際の体位固定です。左鎖骨手術の設定です。





◎鎖骨骨折の手術を仰臥位で行う利点

 

  ・体位固定の時間が少ない

 

  ・麻酔管理が行いやすい などがあります。

 


下記の写真は実際手術に使う物品です。



実際の手術は・・・ 

こちらは右鎖骨骨折の症例になります。

 

当院では下記のプレートを骨折型に応じて使用しています。
骨折の症例は可能な限りMIPO(低侵襲・最小侵襲)で実施しています。


 

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当院手術室は整形外科、骨折症例が多くを占めています。
大腿骨骨折・転子部骨折・橈骨遠位端骨折 などの骨折症例が多いです。

 

その他にも上腕骨折・前腕骨折・手の指骨折・足の指骨折・かかと骨折・足関節関節・高原骨折など全身の骨折症例にも対応しています。

文責:手術室 師長M

   企画部 アベ

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