退院後の生活を見据えて 回リハ病棟2020-3-31【カテゴリー】質向上への取り組み
こんにちは
東大阪病院 看護部 東館3階 回復期リハビリテーション師長のSです
もう3月も今日で終わり…
あっという間に時間が経ち、明日から新年度です
時間が経つのは早いものです
2019年度、回復期リハビリテーション病棟では退院前の患者さんのご自宅の様子を伺いに、訪問させていただく機会を持ちました。
これまではリハビリ職員だけで伺っていたのですが、看護師もご自宅の様子を知って、退院支援にいかしたい との声があり、看護師も同行させてもらうことにしました
同行した看護師からは、
「行ってよかった」
「実際に家を見て退院後の生活がイメージ出来た」等、
退院支援するにあたって参考になったという意見がありました。
実際に見てきた家屋の状況に合わせて、ベッドの位置を変更したり、トイレまでの距離を考えて歩行訓練を取り入れたり、と患者さんが自宅へ退院した後の生活に合わせて病棟での看護ケアを行ってくれました
入院中とちがって、自宅の環境というのは患者さんによって大きく異なるものです
病気や障害だけでなくご自宅の様子やサポート体制など、患者さんのことをよく知って、その方に合わせた退院支援が必要だということを改めて気付く機会になりました
退院支援においては、入院中の患者さんの現状を見ているだけでは十分でなく、その患者さんが退院した後の3ヶ月後くらいをイメージして支援することが大切だと言われています。
私たち、病棟で働く看護師はどうしても「今」に注目しがちで、患者さんが自宅に退院した後のことをイメージするのが苦手です
今回のご自宅への訪問をきっかけに、更に患者さん一人ひとりの状況にあった退院支援を行なっていきたいと考えています
2020年度も患者さんが安心して退院できる事を目標に、
多職種でサポートさせていただきます
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