看護師の異動 看護師の配属転換 ~そこでしか学べないことがきっとある~2021-7-21【カテゴリー】中途教育
透析室師長のSです
東大阪病院の透析室は入院15床、外来40床のベッドを有しており、私は主に外来透析を担当しています。
・・・とは言っても実は5月に透析室に異動になったばかりです。
あっという間に2か月が過ぎ…透析分野では部署の中で私が一番新人ですし、未経験の分野だったので、まだまだ分からない事ばかりです。
看護師として20年以上仕事をしていても、こんなにも違うものかと、驚くことも沢山ありますが、やっぱり患者さんの心身の健康をサポートするという根本的なところは同じです。
透析室にも、やはり入院病棟と同じようにご年配の患者さんが多くおられ、透析を始めてから何十年という方もいらっしゃいます。
透析を始めると、基本的には生涯、週3回 透析に通っていただき、1回4時間ほどの人工透析を受けることになります。
多くの時間を透析室で過ごすことになりますので、私たち医療スタッフの関わりやケアが患者さんの心地よさや健康状態に影響すると感じています。
透析室の中で毎回安全に透析を受けていただくのは勿論ですが、年齢の若い患者さんには仕事や私生活、また今後の長い生活を考えたケア、ご年配の患者さんには日常生活での困りごとや介護を含めた問題、食事や薬の管理など、様々なアプローチが透析患者さんの生活を豊かにするために必要なのだと実感しています。
私は透析室へ異動になり2か月とお伝えしましたが、実はこれまで避けていた分野でした。
特に好き嫌いがあったわけではなく、未経験の分野ですし、今更イチからなんて不安だし・・・というのが理由です。
4月に就職された新人看護師の皆さんの中には、希望の部署に配属されなかったという方がおられるかもしれません。
自分が希望した部署で働く同期を羨ましく思うこともあるかもしれません。
でもきっと、今の部署にはそこでしか学べないことがあって、どんな事でも努力したことは自分の力になると思うので、今できることを一緒に頑張りましょうね!