手術時の看護師の動きについて~前編~2021-7-12【カテゴリー】部署紹介
東大阪病院 看護部 手術室看護師長のMです。
今回は手術開始までの流れをお伝えします
当院手術室では整形外科は骨折全般・人工関節置換術、
外科は大腸手術・ラパロ下胆嚢摘出術・ヘルニア手術、
血管外科はシャント造設術・経皮的シャント拡張術などを実施しています。
当院は整形外科の手術が多く、特に人工骨頭挿入術・大腿骨転子部骨折・橈骨遠位端骨折・上腕近位端骨折の骨接合術が多いです。
可能であれば手術までの待機時間を短くするよう関連部署全体で取り組んでいます。
また、下肢の手術であれば早期離床につなげるために、夜間入院された患者さんを翌日手術することもあります。
まず、朝礼で当日手術の術前訪問の情報を共有します。
終了後、手術入室までに日々の役割業務を実施し、外回り看護師は部屋の準備、器械だし看護師は当日手術予定の器械の展開を行います。
手術入室準備ができた様子。整形外科、上腕抜釘術の部屋準備。
1つの手術ごとに必要物品を準備。
当日の手術の器械展開。
手術展開したあとは手術開始までオイフをかけておきます。
手洗い後は室内でガウン装着します。
手術はクリーン度の高い部屋1室だけを利用しており、術間清掃を行い、スムーズな入れ替えを実施しています。
基本的には患者さん入室から手術開始まで、手術閉創時から退室までは
プラス1名の看護師が加わり、安全な手術看護の提供に努めています。
次回は手術後の流れについてご説明します。
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