回復期看護 回復期リハビリテーション病棟で働く看護師の役割2021-5-28【カテゴリー】看護部長より
看護部長の上薗です。
今回は回復期リハビリテーション病棟についてお伝えします。
当院の回復期リハビリテーション病棟は55床です。
脳血管疾患、整形疾患の患者さんが多いです。
回復期リハビリテーション課のリハビリ療法士と医師とカンファレンスを繰り返しながら、日々、患者さんの生活の向上に取り組んでおります。
特に力を入れているのが退院調整です。
患者さんのご希望、ご家族のご希望、患者さんのADL等を鑑みて、どこに退院するのかを決めていきます。
必要な時は家屋調査を行い、生活に必要な動線を考え、手すりの位置などを決めたりもします。
入院中は転倒予防や再発等の観察を行い、患者さんが早く退院できるように頑張らないといけません。チーム医療の結果、患者さんが望まれるカタチで退院を迎えられた時が、何よりも嬉しいです。
回復期看護では、リハビリで訓練して獲得した機能や能力を、日常生活動作に繋げていく視点が求められます。24時間のうち、マンツーマンで実施するリハビリ訓練の時間は限られているため、獲得した「できる動作」をリハビリ時間以外の日常生活の中での「している動作」に変えていくことが看護師・介護士の病棟での役割となります。また、全身状態・栄養状態を整え、リハビリがスムーズに行えるような身体を作ることや前向きに機能回復を目指せるような心理的支援もリハビリの効果を最大限に引き出すための重要な役割だと考え、ケアを提供しています。
当院では看護師、介護士も積極的にリハビリに取り組んでいます!
例えば、朝のラジオ体操や季節ごとの壁画やカレンダーなどを患者さんと共に作成しています。いつでも、どこでも、楽しみながらリハビリに取りに組める環境整備にも努めています。
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