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大腸がん
大腸がんとは
大腸粘膜からできる悪性腫瘍のことで日本(男女計)における大腸がんの罹患数予測は1位、死亡数予測は2位の病気です。(2023年)
50代から高齢になるほど多くなります。
大腸がんができる部位は肛門から近い直腸とS状結腸に多いです。
症状
他の消化器がんと同様に初期にはほとんど症状がありません。
便潜血検査等の検診で発見されることも多いです。
大腸がんの症状は発生部位や大きさにより様々です。
便秘・下痢・血便や腹痛や貧血で来院され診断に至ることもあります。
原因・リスク
生活習慣や家族歴や炎症性腸疾患が関わっています。
生活習慣として喫煙・飲酒・運動不足や動物性脂肪(肉類)の多い食事がリスクとなります。
検査
40歳を過ぎると便潜血検査が推奨されています。2日間に便を取り検査し便から血液を検出する検査です。「陽性」「要精密検査」となれば大腸カメラ検査が必要です。
便潜血検査は毎年検査することをお勧めします。
大腸カメラ検査は肛門から盲腸(全大腸)を直接観察する検査です。腫瘍や炎症が見つかれば同時に生検検査にて詳しい状態まで調べることが出来ます。
大腸がんの診断となればCT検査等で他の臓器に転移がないか追加の検査も必要となります。
腫瘍マーカーでは大腸がんの早期発見はできません。進行大腸がんでも腫瘍マーカーが正常値のこともあります。
治療
病状の進行具合や全身状態によって治療は異なります。
内視鏡治療、外科治療(手術)、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療から適切な治療を判断します。