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非びらん性胃食道逆流症
非びらん性胃食道逆流症とは
内視鏡で観察しても食道粘膜に異常を認めない状態で胸焼けやゲップなどの症状が出る病気です。
症状
胃食道逆流症と同様に様々な症状があります。
胸焼け・ゲップの際に酸っぱい胃酸が口の中に込み上げてくる・吐く場合もあります。
空腹時の胸焼けや胸焼けで目覚めることもあります。
原因・リスク
食道の知覚過敏や食道の動きの異常、ストレスが原因となり胃食道逆流とは無関係のこともあり
ます。胃食道逆流症と比較して痩せ型・喫煙習慣がない食道裂孔ヘルニアの合併は少ないです。
胃酸や胃酸以外の液体や空気の逆流が関係している可能性があります。
検査
問診で胃食道逆流症・非びらん性胃食道逆流症を疑う場合に胃カメラの検査をおこないます。
内視鏡検査で食道粘膜に炎症所見がない場合に診断となります。
治療
胃食道逆流症と同様に胃の処方となります。
胃食道逆流症と比べて胃薬の治療に反応しないことが多いため、他のお薬を併用することもあります。
文責：東大阪病院 副院長 前島 健志
