[上肢骨折について]
鎖骨骨折について
鎖骨骨折の固定期間中のお風呂はどのようにするのですか?
服や下着の着替えやお風呂の際は、鎖骨固定帯(クラビクルバンド)を外す必要があります。
医師の指示に従って、骨折した方の手に負担がかからないようにしましょう。
【お風呂や着替えの際の注意点】
▶骨折した方の腕に負担をかけない
・固定帯を外す際は、無理をせず、ゆっくりと行いましょう。
・骨折した方の腕を90度以上に上げたり、その手で体を支えたりするのは避けましょう。
▶お風呂
・骨折していない方の手で体を洗いましょう。
・背中など洗いづらい部分は、ご家族の方に手伝っていただくか、長柄ブラシを使うと便利です。
長柄ブラシは100円均一ショップでも購入できます。
▶服の着替え
・前開きタイプの服(ボタンやチャックが付いた前開きタイプの服)が着脱しやすいです。
・着る順番: まず、骨折している方の服を着て、その後、骨折していない方の服を着ましょう(骨折している方→骨折していない方の順に着ます)。
脱ぐ際は、この逆の順番で行います。
【その他】
・固定帯をつけた状態での入浴: 医師から特に指示がない限り、固定帯をつけたままお風呂に入ることは避けましょう。
・固定帯の締め付け具合: 固定帯が緩すぎると効果が薄れ、きつすぎると痛みや血行不良の原因になることがあります。医師に相談し、適切な締め付け具合に調整してもらいましょう。
・日常生活での注意点:
重いものを持つ:骨が完全に治るまでは、重いものを持つことは避けましょう。
激しい運動:ジョギングやテニスなど、激しい運動は、医師の指示があるまで控えるようにしましょう。
【まとめ】
鎖骨骨折の治療は、固定帯をしっかりと装着し、医師の指示を守ることが大切です。お風呂や着替えの際は、骨折した方の腕に負担をかけないように、ゆっくりと丁寧に行いましょう。何か不安なことがあれば、必ず医師にご相談ください。