大腿骨骨折(脚の付け根・太ももの骨の骨折)について
大腿骨骨折にはどのようなものがありますか?
大腿骨骨折(だいたいこつこっせつ)とは、いわゆる“太ももの骨の骨折”のことです。
触ってみると分かりますが、ふとももには太い骨と筋肉が付いています。
特にヒトの場合は、上半身を支え、かつ歩行するのに使う重要な部位です。
もし骨にひびが入ったり折れたりすると、たいていの場合、痛みがひどくて歩くことができなくなります。
触ってみると分かりますが、ふとももには太い骨と筋肉が付いています。
特にヒトの場合は、上半身を支え、かつ歩行するのに使う重要な部位です。
もし骨にひびが入ったり折れたりすると、たいていの場合、痛みがひどくて歩くことができなくなります。
その解剖学的特徴から、大腿骨の部位には名前がついています。
股関節側(上側)から順に①大腿骨頭 ②大腿骨頚部 ③大腿骨転子部および大腿骨転子下 ④大腿骨骨幹部などです。
股関節側(上側)から順に①大腿骨頭 ②大腿骨頚部 ③大腿骨転子部および大腿骨転子下 ④大腿骨骨幹部などです。
これらの中で最も注意しなくてはいけないのが、②③の大腿骨近位部の骨折です。
ここに起きる骨折は、大きく分けると股関節包(股関節をとりまく袋)の中でおきた頚部骨折(内側骨折)と、関節包の外でおきた転子部もしくは転子下骨折(外側骨折)があります。
ここに起きる骨折は、大きく分けると股関節包(股関節をとりまく袋)の中でおきた頚部骨折(内側骨折)と、関節包の外でおきた転子部もしくは転子下骨折(外側骨折)があります。
ちなみに頚部は血流が乏しい場所なので、骨折の治りが悪く遅延します。
逆に、転子部は栄養血管が豊富で比較的治りやすい場所です。
このため両者には手術方法、リハビリテーションに違いがあります。