[診療技術部]
栄養課
栄養課のご紹介
方針
私達は、すべての治療の根本である「栄養」を通して、適切な栄養管理及び個々の患者さんにあった食事提供を行うことで疾病の予防と健康の回復を目指します。
- NSTをはじめとする各種チームへ積極的に参加し、栄養治療を行うことでチーム医療の充実に貢献します。
- 安全でおいしく、食べやすく治療に有効な食事を提供します。
栄養状態の評価と栄養管理
入院後にベッドサイド訪問による食事内容の調整・栄養指導を実施し、個々の患者様さんに応じた栄養管理を心がけています。
多職種が参加するカンファレンスで栄養管理に関する提案を行うなど、情報共有を行っています。
管理栄養士全員がPHSを所持し医師・看護師・コメディカルからの相談を迅速に対応できるようにしています。
栄養指導について
外来患者さんには、次月に改善策の実施状況や不明な点等をうかがいながら継続した栄養指導をおこなっています。
きちんと理解して頂けるように分かりやすい言葉での説明を心がけ、資料も手作りで作っています。
当院では、このような疾病の方に栄養指導をおこなっています。
栄養指導は当院の主治医からの指示により実施しておりますので、ご希望の方は主治医とご相談ください。
NST(栄養サポートチーム)への取り組み
食へのこだわり
栄養課では常食、軟菜食、治療食、嚥下調整食等、約20種類以上の食事を提供しています。
治療食でもみた目が寂しくならないよう、盛り付け方や品数に配慮しています。例えば主食、主菜を基本に昼食は小鉢と汁物(塩分制限食は小鉢)、夕食は小鉢を2品提供しており、調理で味に変化を付けるなど美味しく召し上がっていただけるよう工夫しています。
厨房について
お正月の行事食
お正月の行事食としておせち料理をお出ししています。
おせち料理をお出しさせていただくにあたり、「治療食でもおいしく」をモットーに、患者さんに喜んでいただけるメニューにしようと、下準備から盛り付けまで調理担当者で意見を出し合いながら工夫しています。
常食
<常食 おしながき>
- ヒメ鯛の味噌焼き
- 春菊のゴマ和え
- 紅白なます
- 鶏肉の二色巻
- かまぼこ
- 炊き合わせ
- 栗きんとん
- とうろく豆
- 手鞠麩の清汁
透析食
<透析食 おしながき>
- ヒメ鯛の味噌焼き
- 春菊のゴマ和え
- 紅白なます
- 鶏肉の二色巻
- かまぼこ
- 炊き合わせ
- 栗きんとん
- とうろく豆
エネルギー 604kcal
- たんぱく質 27.5g
- 食塩 2.2g
- カリウム 780mg
- リン 297mg
緩和ケア病棟での食事への取組み(おこのみ食の実施)
緩和ケア病棟に入院中の患者さんに、少しでも食べたいものを食べていただくためにアラカルトメニュー『おこのみ食』を実施しています。
食べることが楽しみと感じていただき、患者さん自身で食べたいものを選んで頂く、それがアラカルトメニュー「おこのみ食」です。
随時、季節のメニューやご要望に応じたメニューを追加しています。
メニュー表作成
今使用しているメニュー表です。
患者さんごとにお配りし、少しでも食べることが楽しみと感じていただけるように、特別な料金がかからないことや、希望に応じて量の調節が出来ることなどを明記し、気軽に注文いただけるよう工夫しています。
人気メニュー
<患者さんの感想>
- 普通の病院食はあまり食べれないけど、おこのみ食はぺロッと食べれました。
- しばらくカレーを食べる機会がなかったから、本当においしかった。
- 食べたいものを選べるのが嬉しかったし、栄養管理をして下さるので安心できた。
- こんなのがある病院はないから嬉しい。 など
季節のメニューが食べたい・・・という声にお応えして