緩和ケア病棟の特色
入棟基準・退棟基準・特徴・設備・スタッフ構成・費用について
入棟基準
- 治癒困難と判断され、且つ抗がん治療を終えた、がん終末期の患者さん。
- 在宅療養を希望する患者さんも対象とする。
- 本人および家族あるいはその一方が、当院の緩和病棟の理念や、病状・治療内容を理解した上で、入院を希望している。
- 入院生活の規律を理解し、守ることができる。
- 入院後に病状が落ち着き、退院して外来通院や在宅療養に移行する場合もあるため、入院や退院を繰り返すことや他院への転院もありうることを理解している。
退棟基準
- 本人や家族が退院を希望された場合
- 症状が安定し、通院治療や在宅緩和ケアへ移行可能と判断された場合
- 悪性腫瘍以外の疾患を有し外科的処置が必要と判断された場合
- 悪性腫瘍の縮小、あるいは治癒を目的として積極的または侵襲的な抗がん治療を希望される場合
- 基本的な入院規律が守られない場合
緩和ケア病棟の特徴
【患者さんやご家族の希望に沿ってご自宅・施設に安心して帰れるように退院調整し、24時間いつでも対応できる緩和ケア病棟】
*緩和ケア病棟の面談を済まされ、ご自宅で過ごされている患者さんが体調不良などで入院が必要となれば24時間入院対応を致します。
*ご家族が介護に疲れ一時的に休養が必要な場合は、レスパイト入院にも対応しています。
*入院後、ご自宅に帰りたいとお考えの不安を抱いている方へのサポートと外泊や短期間の退院支援を行っています。
*かかりつけ医 及び 当院の附属クリニック(対応できるエリアに制限があります)と連携し、スムーズに訪問診療に移行できるようにしています。
*入院中、患者さんのご希望に合わせてリハビリテーションを実施しています。(原則:週1~3回:患者さんの状態によります)
*患者さんにお食事を少しでも楽しんでいただけるように医師から許可があれば食事の制限はありません。当院でも「お好み食」など食事の工夫をしておりますのでご相談ください。
*緩和ケア病棟 全室23床 個室です。
*交通の利便もよく、スーパー・銀行・郵便局など徒歩圏内にあります
緩和ケア病棟設備

面会に来られたご家族の方が利用可能な面談室やキッチン、家族控室などがあります。
<詳細>
・全室 23床(有料室11室、無料室12室)
・家族控室 ・デイルーム
・キッチン ・面談室
・洗濯室 ・特別浴室
スタッフ構成
- 医師(兼任)
- 看護師(緩和ケア認定看護師1名含む)
- 薬剤師(兼任)
- ソーシャルワーカー(兼任)
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士(兼任)
- 管理栄養士(兼任)
費 用
入院にあたって、必要な費用は、診療費(健康保険適応)・食事代と、部屋の種類によって負担していただく差額ベッド代です。差額ベッド代のかからない無料室は12床あります。
入院費用については、老人保険制度、福祉医療制度、高額療養費制度などの各種保険が適応できます。
部屋の種類 | 室数 | 1日あたりの室料(税込) | 部屋の仕様 |
---|---|---|---|
有料室 | 11 | 14,300円 | トイレ+シャワー |
無料室 | 12 | 無料 | トイレ |
▼病室(全室個室)


▼シャワー設備(有料室のみ)


▼家族控室


▼特別浴室

