社会医療法人有隣会 東大阪病院(大阪市 城東区)

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[臨床指標]
令和4年度 臨床指標

1. 届出抗菌薬使用患者数に対する細菌培養検査提出率

■ 指標の定義
分子:

届け出抗菌薬使用患者のうち細菌培養検査を提出した患者数

分母:

届け出抗菌薬使用患者数

■ 説明

広域抗菌薬や抗MRSA薬などの抗菌薬をむやみに使用すると耐性菌の蔓延や細菌の耐性化につながる可能性があるため、当院ではこれらの薬剤の使用は院内感染防止対策委員会への届出制にしています。
届出抗菌薬を使用する患者に細菌培養検査を実施して、原因菌を突き止めることで適した抗菌薬を使用することができます。細菌培養検査の提出率を見ることは抗菌薬適正使用の指標のひとつとなり、提出率は高い方が望ましいです。

2. 尿道留置カテーテル関連尿路感染症発生率

※参考値:日本病院会QIプロジェクト 参加施設の2022年度平均値
■ 指標の定義
分子:

分母のうちカテーテル関連症候性尿路感染症の定義に合致した延べ回数

分母:

入院患者における尿道留置カテーテル挿入延べ日数
(対1000 カテーテル使用日数)

■ 説明

入院中に治療上何らかの理由で尿道留置カテーテルを使用した患者の内、感染症を発生した患者の割合を表しています。 感染症発生予防につながる指標です。値が低いほうが望ましいです。

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3. 褥瘡発生率

※参考値:日本病院会QIプロジェクト 参加施設の2022年度平均値
■ 指標の定義
分子:

d2(真皮までの損傷)以上の院内新規褥瘡発生患者数

分母:

同日入退院患者又は褥瘡持込患者または調査月間以前の院内新規褥瘡発生患者を除く延べ数

※分母除外: 同日入退院の患者、入院時間から 24 時間以内に DESIGN-R® 2020 Depth(深さ)の d1, d2, D3, D4, D5, DTI, U のいずれかの記録がある患者、同一入院期間中の調査月間以前に院内新規褥瘡があった患者
■ 説明

院内で発生する褥瘡予防対策の取り組みが効果的に行えているかどうかの指標です。患者さんの割合が低い数値の方が望ましいです。

4. 18歳以上の身体抑制率

※参考値:日本病院会QIプロジェクト 参加施設の2022年度平均値
■ 指標の定義
分子:

身体抑制を実施した入院患者延べ数

分母:

18歳以上の入院患者延べ数

■ 説明

本指標は、入院中の患者さんの中で、どれくらい身体拘束をされているかの割合を示し、身体抑制の実態を把握し、早期に抑制解除を行う努力が継続されているかを検証するものです。
身体抑制は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生じる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。

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5. 入院患者へのMSW介入率

■ 指標の定義
分子:

MSWが介入し退院した患者数

分母:

退院患者数

■ 説明

MSW(医療ソーシャルワーカー)は、疾病を有する患者等が地域や家庭において自立した生活を送ることが出来るよう社会福祉の立場から患者や家族の抱える心理的・社会的な問題の解決・調整を援助し社会復帰の促進を図る専門職です。当院では介入率25%を目標としています。

6. 糖尿病・慢性腎臓病を併存症に持つ患者への栄養管理実施率

※参考値:日本病院会QIプロジェクト 参加施設の2022年度平均値
■ 指標の定義
分子:

糖尿病食や腎臓病食等、特別食加算の算定回数

分母:

18歳以上の糖尿病・慢性腎臓病患者で、それらへの治療が主目的でない入院患者の食事回数

■ 説明

栄養管理実施率は、適切な栄養管理が実施できていることを示す指標です。
入院時に提供される食事には、通常食と治療のために減塩や低脂肪などに配慮した特別食があります。
糖尿病や慢性腎臓病の方にとっては、食事も重要な治療のひとつです。
これらの治療を主な目的として入院した時に特別食が提供されるのは当然ですが、他の疾患で入院した際にも併存症に配慮した特別食が提供されることは医療の質の向上につながります。

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7. 術前術後訪問率

■ 指標の定義
分子:

訪問件数

分母:

手術件数

■ 説明

全診療科の麻酔科対応の術前術後訪問の訪問率を示しています。
(麻酔対応の手術は年間450~500件)
術前術後訪問は安全な手術看護の提供を目的に実施しています。
当院では術前術後訪問とも100%を目標に取り組んでいます。

8. 回復期リハビリテーション病棟の実績

※参考値:回復期リハビテーション病棟の現状と課題に関する調査報告書2023年
■ 指標の定義
分子:

FIM利得(各患者のFIM運動項目の退棟時と入棟時の差)の総和 ※1、2

分母:

各患者の在棟率(在棟日数/算定上限日数)の総和

※1 FIMとは:機能的自立度評価表(Functional Independence Measure)の略で、日常生活動作の評価法です。 特に介護負担度の評価が可能であり、ADL評価法の中でも、最も信頼性と妥当性があると言われ、リハビリの分野などで幅広く活用されております。1~7点で評価し、1点は全てに介助が必要。7点は道具を使わず全てをご自身でできます。18項目(運動面13項目、認知面5項目)からなり、トイレ動作、食事、歩行などの項目があります。
※2 FIM利得とは:回復期リハビリテーション病棟に入院されてから退院されるまでの間にFIMの点数が何点改善したかを表す言葉です。例:入院時35点、退院時60点の場合、FIM利得は25となります。
■ 説明

実績指数とは、リハビリテーションを提供したことによる改善を示す数値です。回復期リハビリテーション病棟から退院された患者さんの機能的自立度評価(FIM)が回復期リハビリテーション病棟に入棟されたときと比べて、どのくらい回復したかを点数化します。FIM利得が同じ点数の場合、より短期間でFIMの点数が改善した方が高い実績指数となります。数値は高い方が望ましく、当院が取得している回復期リハビリテーション病棟入院料1の施設は40点が必要です。

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9. 急性期病棟における医師の処方から2日以内のリハビリテーション開始率

■ 指標の定義
分子:

医師の処方から2日以内にリハビリテーションを開始した件数

分母:

医師からのリハビリテーション処方件数

■ 説明

医師の判断で早期にリハビリテーションが処方され、滞りなくリハビリテーションが開始されていることを示しています。目標は100%です。

10. 職員満足度

※参考値:職員満足度調査に参加している他病院全体(6,000名~9,000名)の平均値
(調査:一般社団法人大阪府私立病院協会)
■ 指標の定義
分子:

5段階評価の合計
(1点:全く正当な評価ではない、2点:あまり正当な評価ではない、
3点:ほぼ正当な評価である、4点:かなり正当な評価である、
5点:十分に正当な評価である)

分母:

150人《当法人職員の中で調査した人数(各所属につき1~5名)》

■ 説明

当院は年1回、職員を対象に満足度調査を行っています。そのうち「自分は正当な評価を受けていると思いますか」などに対する回答を指標として算出しており、数値は高い方が望ましいです。

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11. 人間ドック反復受診率

■ 指標の定義
分子:

過去に受診歴のある受診者数

分母:

総受診者数

■ 説明

人間ドック反復受診率とは、人間ドック受診者のうち受診歴がある受診者の割合です。
反復受診率の増加を見る事で、受診者の満足度を量っています。

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