内科
CART(腹水ろ過濃縮再静注法)について
腹水ろ過濃縮再静注法(CART)とは癌や肝硬変によって溜まった腹水から濾過器と濃縮器を用いて有用なタンパク成分(アルブミンなど)を取り出し、再び体内に点滴で戻す治療です。
血液製剤としてのアルブミンは他人の血液から作られるため体内に入れるとアレルギー症状が出る場合があります。
しかしCARTでは自身の体内で生成されたタンパク成分を体内に戻すのでアレルギー症状の心配がありません。
また溜まった腹水を抜くことによってお腹の圧迫感や苦痛の軽減にも繋がります。